オフィスを借りました

コロナ禍で起業する方が増えているようです。
これは日本だけではなく、世界的に見た傾向のようです。
私もその流れに乗ってしまっているのか、会社を辞めて起業する運びとなりました。
さて、起業しようと思ったときに、行わなければならないことが2つあります。

 

✅ 事務所所在地の確定

✅ 法人設立登記

 

事務所の所在地をどのような観点で選べばいいのか?また、借りる場合に気を付けるべきことは何か?

 

私と同じような悩みを抱える方もいるのではないかと思い、足跡を残しておこうと思います。

 

オフィスの形態は3つ

オフィスの借り方は、大きくわけると3つあります。

 

① バーチャルオフィス

② シェアオフィス

③ 賃貸オフィス

 

オフィス形態を決めるにあたっては、「会社設立までのスピード」「コスト」「立地の自由度」の3つの要素を明確にして探すと楽だと思います。そして、結論から言うと

 

◎ コストを抑えたいなら・・・①
◎ 法人化を急いでいるなら・・・①②
◎ 立地を自由に決めたいなら・・・③

となるのではないでしょうか。

私は賃貸オフィスで検討を進めました。

 

私のオフィス決定プロセス

私は急いで法人化をしたいという気持ちはありませんでした。人生で何もせずボーっとする機会はめったにありません。

 

「そういえば社会人になって以来、1週間以上の休みは取ったことがなかったな。」そう思い、退職後半月後からゆっくり準備を始めました。

 

バーチャルオフィスにしなかった理由

バーチャルオフィスとは、実務は自宅で行い、名刺に記載する住所のみバーチャルオフィスにするという方法です。

いつかは志を共にできるメンバーと仕事をしたいので、一人で自宅で仕事をするという選択肢は削りました。

 

今の時代は全てオンラインで行うという方法もありますが、対面で会ってディスカッションをする効果は計り知れません。(最近、Amazonも在宅勤務率を減らす方向だというニュースもありました。)

コロナが落ち着いたら、会ってビジネスを進めるやり方に戻したいとも思っています。

 

シェアオフィスにしなかった理由

立地が良く、きれい。OA機器がそろっているため機材の初期投資が少ないのが魅力です。受付代行をしてくれるオフィスも多く、電話を受ける会社は非常に良い機能です。また、他の起業家と話ができるというメリットがあるようです。

しかし私の場合は、動画によるWeb配信を視野に入れており、周りに迷惑をかけることなく撮影をしたいという思いがあったため諦めました。

 

バーチャルオフィス、シェアオフィスの選択肢が無くなってしまったので、私の場合は自動的に賃貸オフィスを選ぶことになりました。参考までにそのときに考えたメリデメ表を添付します。

 

オフィス形態 メリット デメリット
バーチャル
オフィス
☑ 一等地の住所が手に入る
☑ コストが安い(月額数千~5万円程)
☑ 開業までの時間が早い
☑ 会社拡張時はオフィスを借りなおす必要
☑ 郵送物が転送になり、到着が遅れる
☑ 口座開設が困難なケースがある
シェア
オフィス
☑ 一等地の住所が手に入る
☑ 開業までの時間が早い
☑ 他の起業家と話す機会がある
☑ 共用施設を使える
☑ 受付サービスがある
☑ 他社と隣接するため、雑音が障害となる
賃貸
オフィス
☑ 場所やコストを決めて探せる ☑ 賃貸契約が終わるまで登記開始できない
(開業まで時間がかかる)

 

 

賃貸オフィスを借りる手順

法人登記には住所が必要です。

オフィス

しかし、法人名義でオフィスを借りるには、法人登記が必要です。

そこで最初は、個人契約でマンションを借りて、法務局での法人登記が終わったら法人契約に切り替えることになりました。

マンションによっては、法人登記NGのところがあるので、個人契約から法人契約に切り替えることを前提にマンションオーナーと話をしなければなりません。

 

実際にはこの前提を不動産会社の担当者にお伝えすると、オーナーや管理会社とかけあってくれます。

私が行った流れは以下のとおりです。

1.ネット上でオフィス可・事務所可物件を探し、物件を10個ほどに絞ります。
2.不動産会社へ電話して、個人から法人へ契約変更可能かを確認します。
(個人物件と同じように内覧へ行きます。事業化したい業種によっては借りられないマンションもあるので、事業形態(来客が多いかどうか等)を整理しておく必要があります。)
3.不動産会社とオフィスを内覧します。
4.個人契約します。
(敷金・礼金はマンションにより異なります。敷金と礼金、仲介手数料を払う必要があるので、50万円から100万円ぐらいの出費になります。)
5.法人登記を行います。
(2~3週間。オフィス住所のある法務局にて法人設立登記を行います。)
6.管理会社へ連絡し、法人契約へ変更します。
(内装を変える業種などは、この時に改めて敷金を求められることもあるようです。)

 

まとめ

今回はオフィスの選び方、賃貸オフィスを借りる時の手順について整理してみました。

オフィスを決める際は、

 

✅ 低予算重視→安いのはバーチャル

✅ 会社設立までのスピード重視→速いのはバーチャルとシェア

✅ 立地の自由度重視→賃貸

 

となりますので、目的に沿って決めるとスムーズだと思います。


これから起業する方の助けになれば幸いです。

自分のオフィスができると、なんか嬉しいですよね。

これからしっかりとお仕事をしていきたいと思います。

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